タイプerはどこで売ってる?買える場所や特徴をパン作り視点で紹介

タイプerはどこで売ってる?買える場所や特徴をパン作り視点で紹介
タイプerはどこで売ってる?買える場所や特徴をパン作り視点で紹介
材料選び・代用・計算・保存

「タイプER(Type ER)」は、北海道産小麦の豊かな風味と、ハードパン特有のクリスピーな食感を両立させた人気の準強力粉です。しかし、いざ買おうと思っても「近所のスーパーには売っていない」「どこなら確実に入手できるの?」と迷ってしまう方は少なくありません。実はこの小麦粉、一般的なスーパーではほとんど取り扱いがなく、購入できる場所は限られています。

この記事では、タイプERを確実に購入できる実店舗や通販サイトの情報に加え、その特徴や美味しく焼くためのコツを詳しく解説します。初めてこの粉を使う方でも安心してパン作りを楽しめるよう、保存方法や代用アイデアまで網羅しました。理想のバゲットやカンパーニュを焼くための第一歩を、ここから踏み出しましょう。

タイプerはどこで売ってる?実店舗とネット通販の購入先リスト

タイプERは「準強力粉(フランスパン用粉)」という少し専門的な分類の小麦粉であるため、強力粉や薄力粉のようにどこでも手に入るわけではありません。ここでは、確実に手に入れるための購入ルートを整理しました。

製菓・製パン材料専門店(富澤商店など)

最も確実に入手できる実店舗は、富澤商店(TOMIZ)などの製菓・製パン材料専門店です。特に富澤商店は全国の百貨店やショッピングモールに店舗を展開しており、1kgや2.5kgのサイズで「北海道産ハードブレッド専用粉(タイプER)」として販売されています。

店舗で購入するメリットは、実際に商品を手に取って確認できることや、店員さんに保存方法などを直接相談できる点です。また、他の材料(モルトパウダーやドライイーストなど)も一緒に揃えられるため、パン作りを始める際の買い出しに最適です。

ネット通販(cotta・楽天・Amazon)

近くに専門店がない場合や、重たい粉を自宅まで運んでもらいたい場合は、ネット通販が便利です。製菓材料通販大手の「cotta(コッタ)」や、楽天市場、Amazonでも取り扱いがあります。

通販サイトでは、1kgのお試しサイズから、業務用に近い2.5kgや25kgの大袋まで選べるのが魅力です。特にハードパンを頻繁に焼く方にとっては、まとめ買いをすることで送料を節約できたり、ポイントが貯まったりするため、実店舗よりもお得になるケースが多くあります。

カルディや業務スーパーでの取り扱いは?

「カルディコーヒーファーム」や「業務スーパー」でも製菓材料を扱っていますが、「タイプER」という特定のブランド粉が売られている可能性は非常に低いです。

カルディでは「ママズキッチン」ブランドの準強力粉や、フランス産の小麦粉が見つかることはありますが、江別製粉のタイプERそのものが棚に並んでいることは稀です。もしカルディで購入したい場合は、店舗ごとに在庫状況が大きく異なるため、事前に電話で確認するか、あくまで「準強力粉」というカテゴリーで代用品を探すつもりで行くのが無難です。

一般的なスーパーマーケットの現状

残念ながら、イオンやイトーヨーカドーといった一般的なスーパーマーケットでタイプERを見かけることは、ほぼありません。スーパーの製菓コーナーに置かれているのは、大手メーカー(日清製粉など)の強力粉、薄力粉、そしてホットケーキミックスが中心です。

一部の高級スーパー(成城石井や明治屋など)では、こだわりの食材として置いている可能性もゼロではありませんが、やはり確実性は低いです。無駄足を踏まないためにも、最初から専門店や通販を利用することを強くおすすめします。

そもそもタイプERとは?北海道産ハードブレッド専用粉の魅力

購入場所がわかったところで、なぜ多くのパン作り愛好家が「タイプER」を指名買いするのか、その理由を掘り下げてみましょう。北海道の製粉会社「江別製粉」が製造するこの粉には、他の粉にはない明確な個性があります。

北海道産小麦ならではの「甘み」と「もちもち感」

タイプERの最大の特徴は、北海道産小麦を使用している点です。一般的にフランスパン用粉(準強力粉)は、海外産の硬質小麦をブレンドして作られることが多いですが、タイプERは国産小麦特有の「お餅のようなもちもち感」と「穀物の自然な甘み」を持っています。

焼き上がったパンのクラム(中身)はしっとりとしており、パサつきにくいのが魅力です。日本人の味覚に合う、噛むほどに味わい深いパンに仕上がるため、シンプルな配合のパンほどその違いを実感できます。

高い灰分(かいぶん)が作り出す香ばしさ

「灰分(かいぶん)」とは、小麦の外皮に近い部分に含まれるミネラル分のことです。タイプERはこの灰分値が高め(約0.66%〜)に設定されています。灰分が高い粉は色がややくすんだクリーム色をしており、焼成時に独特の香ばしい香りを放ちます。

この香りの強さは、フランスの伝統的な小麦粉(タイプ65など)を意識して作られたものです。オーブンを開けた瞬間に広がる濃厚な小麦の香りは、精製度の高い真っ白な小麦粉では味わえない、タイプERならではの体験です。

「リスドォル」との違いは?

準強力粉の代名詞とも言える「リスドォル(日清製粉)」とよく比較されますが、性格は大きく異なります。リスドォルは外皮がパリッと軽く仕上がり、あっさりとした味わいが特徴で、初心者でも扱いやすい粉です。

一方、タイプERはクラスト(皮)がバリッと厚めに仕上がり、中はもっちり重厚な味わいになります。また、吸水率が国産小麦らしく高めになる傾向があるため、レシピの水分量を調整する必要があるかもしれません。軽さを求めるならリスドォル、味わいの深さを求めるならタイプERと使い分けるのがおすすめです。

タイプERを使うとどんなパンが焼ける?おすすめのレシピ

タイプERは「ハードブレッド専用粉」と銘打たれていますが、実はバゲット以外にも幅広いパン作りに活用できます。その特性を活かせるおすすめのパンをいくつか紹介します。

本格的なバゲット・バタール

やはり王道はフランスパンです。タイプERを使うことで、家庭用オーブンでもお店のような「バリッ」とした厚い皮と、気泡がボコボコと空いた艶のある中身(クラム)を目指せます。

特に低温長時間発酵(オーバーナイト法)との相性が抜群です。冷蔵庫で一晩じっくり生地を熟成させることで、タイプERの持つ酵素が働き、小麦の甘みを最大限に引き出すことができます。焼き上がりの香ばしさは格別です。

噛みごたえのあるベーグル

もっちりとした食感が命のベーグルにも、タイプERは最適です。強力粉100%で作るベーグルよりも、歯切れが良く、かつ噛みしめる楽しさのある生地になります。

プレーンベーグルを作れば小麦の風味がダイレクトに感じられますし、チョコやナッツなどの具材を混ぜ込んでも、粉の風味が負けません。茹でる(ケリング)工程を経ても表面がだれにくく、ツヤっとした美しい焼き色がつきます。

風味豊かなハードトースト(山食)

砂糖や油脂を控えた「ハードトースト」もおすすめです。食パン型に入れて焼きますが、普段の食パンとは全く違う、ザクザクとした耳の食感を楽しめます。

トーストするとサクサクと軽い食感になり、バターやオリーブオイルとの相性が抜群です。朝食のスープやサラダに合わせる食事パンとして、毎日食べても飽きのこない味に仕上がります。

ピザ生地やフォカッチャ

イタリアンなパン生地にもタイプERは活躍します。ピザ生地に使えば、縁(コルニチョーネ)の部分が香ばしく膨らみ、ナポリピッツァのような本格的な仕上がりに。

フォカッチャにすると、オリーブオイルをたっぷり吸い込んだ生地がジューシーになり、外側のカリッとした食感とのコントラストが際立ちます。週末のランチに、手作りピザやフォカッチャを作るなら、ぜひ試してほしい使い方です。

購入時の注意点と保存方法!賞味期限や小分けについて

せっかく良い粉を手に入れても、保存状態が悪ければ味は落ちてしまいます。特にタイプERのような国産小麦はデリケートな一面もあるため、購入時から保存まで少しだけ気を配る必要があります。

初めてなら1kgサイズからスタート

ネット通販では2.5kgや25kgの大袋がお得に売られていますが、初めてタイプERを使う場合は1kgサイズをおすすめします。週に1回パンを焼くペースであれば、1kgは約1ヶ月で使い切れる量です。

大袋を買って使いきれずに古くなってしまうと、風味が落ちるだけでなく、ダニなどの虫害リスクも高まります。自分の焼く頻度に合わせて、「美味しく使い切れる量」を見極めることが、美味しいパン作りへの近道です。

国産小麦の賞味期限と酸化について

小麦粉には賞味期限がありますが、これは「未開封」の状態での期限です。開封後は空気に触れることで酸化が進み、風味が徐々に劣化していきます。特に全粒粉ほどではありませんが、灰分の高いタイプERは、真っ白な粉に比べてやや酸化の影響を受けやすい傾向があります。

開封後は賞味期限に関わらず、なるべく早く(できれば1〜2ヶ月以内に)使い切るようにしましょう。古い粉を使うと、パンの膨らみが悪くなったり、粉っぽい匂いが残ったりする原因になります。

季節ごとの最適な保存場所

小麦粉の保存の大敵は「高温」と「多湿」です。そのため、季節によって保存場所を変えるのがベストです。

・春〜秋・冬:
直射日光の当たらない、涼しい冷暗所(パントリーや床下収納など)で常温保存が可能です。

・梅雨〜夏:
気温が25度を超え、湿度が高くなる時期は、ダニの繁殖やカビのリスクが急増します。この時期だけは、密閉容器に入れて冷蔵庫の野菜室で保管するのが安全です。

ただし、冷蔵庫から出し入れする際の結露には注意が必要です。使う分だけ素早く計量し、すぐに冷蔵庫に戻すようにしてください。

密閉容器とダニ対策

購入時の袋の口をゴムで縛るだけでは、隙間からコナダニなどが侵入する恐れがあります。開封後は、パッキン付きのタッパーや、フレッシュロックなどの密閉容器に移し替えることを強く推奨します。

また、袋のまま保存する場合でも、袋ごと大きな密閉容器やジップロックに入れる二重構造にすると安心です。容器の中に乾燥剤(シリカゲル)を一緒に入れておくと、湿気対策も万全になります。

タイプERが手に入らない時の代用品とブレンドのコツ

「どうしても今日焼きたいけれど、タイプERが手元にない!」という場合や、近くのお店で取り扱いがなかった場合の代用方法を紹介します。完全な再現は難しいですが、工夫次第で近い食感に近づけることは可能です。

他の準強力粉で代用する

最も簡単な代用は、他の銘柄の準強力粉を使うことです。

・リスドォル(日清製粉):
手に入りやすい代表格。タイプERより軽く、さっぱりした味わいになります。

・E65(北海道産):
タイプERと同じく北海道産の準強力粉。性質が非常に似ており、代用としては最適です。

・メゾンカイザートラディショナル:
フランス産の粉を配合。風味が強く、ハードパン向きです。

レシピの水分量は粉によって変わるため、最初は水を少し(5〜10cc程度)減らして様子を見ながら調整してください。

強力粉と薄力粉をブレンドする

準強力粉自体がない場合は、家庭にある強力粉と薄力粉を混ぜて「簡易的な準強力粉」を作ることができます。

基本の比率は「強力粉 7 : 薄力粉 3」、または「強力粉 8 : 薄力粉 2」です。これらを袋に入れてよく振って混ぜ合わせれば、タンパク質含有量が準強力粉(約10〜12%)に近い状態になります。

ただし、タイプER特有の「灰分の高さ(ミネラル感)」や「北海道産小麦の甘み」までは再現できません。あくまで食感を近づけるための緊急措置として考えてください。

全粒粉を少し混ぜて風味を足す

強力粉と薄力粉のブレンドだけでは風味が物足りない場合、全体の粉量の5〜10%程度を「全粒粉」や「ライ麦粉」に置き換えてみてください。

これにより灰分値が擬似的に上がり、タイプERのような香ばしさや、複雑な味わいをプラスすることができます。色が少し茶色くなりますが、ハードパンらしい素朴な見た目と味に仕上がるため、おすすめのアレンジテクニックです。

まとめ:タイプerはどこで売ってるかを確認して、理想のハードパンを焼こう

タイプERは、一般的なスーパーではほとんど手に入りませんが、富澤商店などの専門店や、cotta・Amazonなどのネット通販を利用すれば確実に購入できます。特に、重たい粉を自宅まで届けてくれる通販は、パン作りを継続する上で非常に便利です。

北海道産小麦ならではの「甘み」と「もちもち感」、そして高い灰分による「香ばしさ」は、一度使うと手放せなくなる魅力があります。バゲットはもちろん、ベーグルやピザなど、幅広いレシピでその実力を発揮してくれるでしょう。

保存方法や代用テクニックも頭に入れつつ、まずは1kgの小袋から試してみてください。お気に入りの小麦粉が見つかれば、毎日のパン作りがもっと楽しく、美味しいものになるはずです。

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