オーブントースターでパン作り!おすすめの選び方とおいしく焼くコツ

オーブントースターでパン作り!おすすめの選び方とおいしく焼くコツ
オーブントースターでパン作り!おすすめの選び方とおいしく焼くコツ
道具・オーブン・HB活用

「自宅で手作りパンを焼きたいけれど、大きなオーブンレンジを持っていない」
「パン作りを始めたいけれど、もっと手軽にできないかな?」

そんなふうに思っていませんか?実は、どこのご家庭にもある「オーブントースター」でも、おいしいパンを焼くことができるのです。

本格的なオーブンがなくても、選び方のポイントやちょっとしたコツを押さえれば、焼きたてのふわふわ・カリカリなパンが楽しめます。予熱時間が短く、小回りがきくオーブントースターは、むしろパン作り初心者さんにこそおすすめしたい道具の一つです。

この記事では、パン作りに適したオーブントースターの選び方やおすすめの機種、そして失敗せずに焼くためのテクニックをわかりやすく解説します。香ばしいパンの香りに包まれる生活を、ここから始めてみましょう。

オーブントースターでパン作りは可能?おすすめする理由とメリット

結論から言うと、オーブントースターでパン作りは十分に可能です。食パンをトーストするだけの道具だと思われがちですが、庫内が高温になる仕組みはパンの焼成にも適しています。

むしろ、大きなオーブンレンジにはない「トースターならでは」のメリットがたくさんあります。なぜパン作りにおすすめなのか、その理由を具体的に見ていきましょう。

予熱時間が短く、すぐに焼ける

オーブンレンジでパンを焼く場合、庫内が広いため、設定温度(例えば200℃など)に達するまでに10分〜20分ほどの予熱時間がかかります。パン作りにおいて、この待ち時間は意外と長く感じるものです。

一方、オーブントースターは庫内がコンパクトなため、わずか数分で高温になります。機種によっては予熱がいらない場合や、2〜3分の予熱で十分な場合がほとんどです。「焼きたい!」と思ったタイミングですぐに焼き始められる手軽さは、忙しい日常の中でパン作りを楽しむための大きなメリットと言えるでしょう。

表面がカリッと香ばしく仕上がる

オーブントースターは、ヒーター(熱源)とパンの距離が非常に近いのが特徴です。この「直火」に近い熱の当たり方が、パンのおいしさを引き立てます。

遠赤外線ヒーターなどを搭載している機種も多く、外側を一気に加熱することで、表面は「カリッ」と香ばしく、中は水分を逃さず「しっとり」とした食感に仕上がりやすくなります。特に、ハード系のパンやフォカッチャ、ピザなど、皮の香ばしさを楽しみたいパンとは相性が抜群です。

少量から気軽に作れる

大きなオーブンでパンを焼くときは、「せっかく予熱したのだから」と一度にたくさんの量を作りたくなります。しかし、一人暮らしの方や、焼きたてをその都度少しだけ食べたい方にとっては、それが負担になることもあります。

オーブントースターなら、天板(トレー)に乗る分だけ、例えばロールパンを4つだけ焼くといった使い方が自然にできます。「食べきれる分だけ作って、焼きたてを食べる」という贅沢な楽しみ方ができるのも、トースターならではの魅力です。

オーブンレンジとの違いと使い分け

もちろん、すべてにおいてトースターが勝っているわけではありません。オーブンレンジとオーブントースターには、それぞれの得意分野があります。

オーブンレンジが得意なこと

・大きなパン(食パン一斤やバゲットなど)を焼く

・2段調理などで一度に大量に焼く

・温度を一定に保ち、じっくり火を通す

オーブントースターが得意なこと

・小さなパン(丸パン、あんパンなど)を焼く

・短時間で高温に焼き上げる

・予熱の手間を省いてサッと焼く

これから本格的に大きなパンを焼きたい場合はオーブンレンジが必要になりますが、まずは「手軽なパン作り」から始めたい場合、オーブントースターは最強のパートナーになります。

パン作りに向いているオーブントースターの選び方

いざパン作りのためにトースターを使おうと思っても、機種によってはうまく焼けないことがあります。特に、安価な単機能トースターだと「表面だけ焦げて中が生焼け」という失敗が起きがちです。

パン作りを快適に楽しむためには、以下の4つのポイントに注目して機種を選んでみてください。

細かい温度調節機能があるか

パン作りにおいて最も重要なのが「温度調節」です。「弱・中・強」や「ワット数(500W・1000W)」の切り替えだけでなく、「160℃」「200℃」といった具体的な温度設定ができる機種を選びましょう。

多くのパンレシピでは「180℃で12分」のように温度が指定されています。温度調節機能がないと、火力が強すぎてすぐに焦げてしまったり、逆に火が通らなかったりとコントロールが難しくなります。最低でも80℃〜230℃程度の間で無段階、もしくは細かく調整できるものが理想です。

庫内の高さと広さが十分にあるか

トースターでパンを焼く際に一番の失敗原因となるのが、「膨らんだパンが上のヒーターにぶつかって焦げる」ことです。

パンは焼いている間に膨らんで高さが出ます。そのため、庫内の高さ(ヒーターまでの距離)に余裕があるものを選んでください。また、一度に焼ける個数に関わるため、食パンが同時に4枚焼けるような「奥行きがあるタイプ」や「ワイドタイプ」のほうが、パン同士がくっつかずに並べやすくおすすめです。

コンベクション(熱風循環)機能の有無

「コンベクション機能」とは、庫内にファンを搭載し、熱風を対流させて全体を均一に加熱する機能のことです。

一般的なトースターはヒーターからの直接加熱のみですが、コンベクション機能があると、熱風がパンの周囲を包み込むように焼いてくれます。これにより、焼きムラが大幅に減り、中までふっくらと火を通すことができます。本格的なパン作りを目指すなら、ぜひこの機能がついたモデルを検討してください。

タイマーの長さ(30分以上が理想)

一般的なトースターのタイマーは15分までのものが多いですが、パン作りには少し心許ない場合があります。

パンの種類によっては20分近く焼くこともありますし、予熱の時間を含めると15分では足りずに途中でタイマーを回し直す必要が出てきます。その際に温度が下がってしまうリスクもあるため、30分計などの長時間タイマーがついている機種を選ぶと、ストレスなく調理ができます。

パン作りにおすすめのオーブントースターメーカーと機種

ここでは、実際にパン作りをするユーザーから評価が高いメーカーや、パン作りに適した機能を搭載しているおすすめの機種をご紹介します。ご自身の予算やキッチンのスペースに合わせて選んでみてください。

コンベクション機能搭載モデル(テスコム・日立など)

「コンベクションオーブン」という名称で販売されているトースターは、まさにパン作りにうってつけです。

テスコム(TESCOM)の低温コンベクションオーブンなどは、トースターのサイズ感でありながら、オーブンのように庫内の温度を均一に保ちます。価格も手頃なものが多く、パンの発酵に使える低温モード(35℃〜40℃など)を搭載している機種もあり、一次発酵から焼き上げまでこれ一台で完結できるものもあります。

アラジン(Aladdin):短時間で高温焼き

おしゃれなデザインと「0.2秒で発熱する」遠赤グラファイトヒーターで有名なアラジンのトースター。高火力で一気に焼き上げるため、食パンのトーストは絶品ですが、実は手作りパンにもおすすめです。

火力が強いため、予熱がほぼ不要です。ただし、油断するとすぐに焦げ目がついてしまうため、後述するアルミホイルでの調整や、庫内が広い4枚焼きモデルを選ぶのがポイントです。グリルパン(付属の蓋付き容器)を使えば、蒸し焼きのような効果でふっくら仕上げることもできます。

パナソニック(Bistro):高機能とオートメニュー

パナソニックの高級トースター「ビストロ」シリーズなどは、温度管理やヒーター制御が非常に優秀です。

「インテリジェント制御」により、厚切りパンや冷凍パンでも中まで熱々に、外はサクッと焼き上げます。パン作りに特化したメニューや、アレンジトーストのメニューも豊富で、失敗のリスクを極限まで減らしたい方におすすめです。価格は高めですが、それに見合う多機能さを持っています。

コスパ重視のモデル(タイガー・象印)

日本の家電メーカーであるタイガーや象印のトースターは、基本性能がしっかりしており、かつリーズナブルなのが魅力です。

「うまパントースター(タイガー)」や「こんがり倶楽部(象印)」といったシリーズは、庫内が広く奥行きがあり、温度調節も細かくできるモデルが多くラインナップされています。特に庫内の高さや奥行きを確保したモデルが多いため、初めてパン作りに挑戦する方が購入しやすい価格帯で十分な機能を手に入れられます。

購入時のチェックポイント

どのメーカーを選ぶ場合でも、必ず「付属の天板(トレー)」がついているか確認しましょう。パン生地を網に直接乗せると、焼く前に網の間に落ちたり、くっついたりしてしまいます。必ず天板の上にクッキングシートを敷いて焼きます。

失敗しない!オーブントースターでパンを焼くコツ

トースターはオーブンに比べて「熱源が近い」「庫内が狭い」という特徴があります。これらはメリットでもありますが、同時に「焦げやすい」というデメリットにもなり得ます。

ですが、ちょっとしたコツを知っていれば大丈夫です。トースターで失敗せずにパンを焼くための重要テクニックを紹介します。

アルミホイルで「焦げ」を防ぐ

これが最も重要なテクニックです。トースターでパンを焼くと、中まで火が通る前に表面だけが焦げてしまうことがよくあります。

これを防ぐために、パンの表面にうっすら焼き色がついたら、すぐにアルミホイルを上から被せてください。これを「ホイル被せ」と呼びます。ホイルが直火を遮り、熱だけを中に伝えてくれるため、焦げすぎを防ぎながら中心までじっくり焼くことができます。

パンを入れる最初から被せておき、ラスト数分で外して焼き色をつける方法もあります。機種のクセに合わせて調整しましょう。

小さめに成形して配置を工夫する

トースターは庫内の高さがないため、大きく膨らむパンはヒーターに接触して焦げてしまいます。また、庫内の場所によって焼きムラ(手前が焼けにくく、奥が焼けやすいなど)が起こりやすいです。

そのため、以下の点を意識して成形・配置しましょう。

・1つのパンを大きくせず、小さめの丸パンにする(1個30g〜40g程度)

・パンを平たく成形する(フォカッチャや平焼きパンなど)

・パン同士の間隔を少し広めに空けて並べる

詰め込みすぎると熱の対流が悪くなり、側面が生焼けになることがあります。欲張らず、ゆとりを持って並べるのが成功の秘訣です。

霧吹きで水分を補う

パン屋さんにある業務用オーブンには「スチーム機能」があり、蒸気でパンの表面を湿らせながら焼くことで、薄くてパリッとした皮(クラスト)を作ります。

トースターでこれを再現するために、焼く直前のパン生地に、霧吹きで水をシュッとひと吹きかけてから焼いてみてください。

これだけで、乾燥を防ぎながら、焼きたての表面がパリッと仕上がりやすくなります。特にシンプルな丸パンやフランスパン風の生地を作るときに効果的です。

メモ:コンベクション機能がないトースターの場合は、途中で天板の前後を入れ替えると、焼きムラを解消できます。その際は火傷に十分注意してください。

オーブントースターで作れるおすすめのパンレシピ・種類

最後に、オーブントースターの特性を活かせる、おすすめのパンの種類をご紹介します。「これなら私にもできそう!」と思えるものからチャレンジしてみてください。

初心者でも簡単!「丸パン・ちぎりパン」

最も基本的で失敗が少ないのが、小さな丸パンです。小さく分割することで火の通りが良くなり、生焼けのリスクが減ります。

また、スクエア型(四角い型)やグラタン皿に小さく丸めた生地を並べて焼く「ちぎりパン」もおすすめです。高さが出すぎないように調整しやすく、トースターの庫内サイズにも合わせやすい形状です。ふわふわの食感が楽しめます。

カリッとおいしい「フォカッチャ・ピザ」

平らに伸ばして焼くフォカッチャやピザは、トースターと相性抜群です。高さが出ないのでヒーターにぶつかる心配が少なく、強い火力で表面やチーズをカリッと焼き上げることができます。

発酵時間も短くて済むレシピが多く、オリーブオイルや岩塩を振って焼くだけで、お店のような一品が出来上がります。

混ぜて焼くだけ「スコーン・クイックブレッド」

イーストを使わず、ベーキングパウダーで膨らませるスコーンやクイックブレッドもトースター向きです。

発酵の手間がなく、生地を混ぜて成形したらすぐに焼けるため、トースターの「予熱が早い」というメリットを最大限に活かせます。朝食やおやつに、思い立ったら30分以内で焼き上げることができます。

オーブントースターでのパン作りを成功させるおすすめのポイントまとめ

オーブントースターは、単にパンを温めるだけの道具ではありません。選び方と使い方を工夫すれば、立派なパン焼き器として活躍してくれます。

記事のポイント

・トースターは予熱が早く、表面が香ばしいパンが焼ける。

・機種選びは「温度調節」「庫内の広さ(高さ)」「コンベクション機能」が鍵。

・焦げ防止のためにアルミホイルを活用する。

・小さなパンや平たいパン(フォカッチャ等)から始めるのがおすすめ。

「大きなオーブンがないから」とパン作りを諦める必要はありません。まずは今あるトースターで、あるいはパン作りに向いた新しいトースターを迎えて、手作りのある暮らしを楽しんでみてください。焼きたての香りがキッチンに広がる幸せは、きっと格別なものになるはずです。

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